酸性ストレート 髪質改善とは??
【髪質改善 酸性ストレート】
最近話題になってきている『酸性ストレート』ですが、
皆さんはどういったものかご存知ですか?
綺麗になるみたいだけど…結局なんなのか?
そんな疑問を持たれる方も多いと思います。
そこで今回はより詳しく徹底的に解説させていただきたいと思います。
目次
1,『そもそも酸性ストレートとは?』
2,『酸性のメリット、デメリット』
3,『普通の縮毛矯正との違いは?』
4,『どんな髪質に向いているのか?』
1,『そもそも酸性ストレートとはなにをするのか??』
「酸性』とだけ耳にすると、強力な薬剤を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
酸性と言っても、髪の等電点ph4.5~5.5に近い弱酸性領域で髪に施術をしていくので、そこまで髪に対して負担の大きいものではありません。
アルカリでストレートをしていく商材はph9前後のものが大半です。
これに対して当店で取り扱ってる酸性ストレートの商材はph4〜6前後のものを使っており、髪の毛にダメージがあまりないようにしております。
髪の毛に優しいと言われる理由がこれですね!
phだけで考えると、トリートメントやリンスと変わらない強さですが、それにプラスして還元剤という髪の毛の中の結合を切ってくれるものを加えることでクセ毛からストレートに伸ばしていくことができます。
還元剤の量が多すぎてもダメージになるので、(少なくても髪に変化がつかない)髪質や元々のダメージ具合を見極めてお薬を調合しています。
2,『酸性ストレートのメリット、デメリット』
◆メリット
・髪への負担が少ない
髪の等電点に近いphを髪への負担がない領域で施術することによりできるかぎりダメージを少なく施術することができます。
・様々な髪質、ダメージ状態の髪に対応可能
phによる髪への負担が少ないことによりハイダメージの髪の毛にも施術可能です。
エイジング毛の方、ブリーチ毛の方にもストレートが可能。
今まで縮毛矯正をしようとして断られた経験のある方も少なくないと思います。
そんな方でも引っ張って簡単にちぎれてしまうほどのダメージでなければ施術可能です。
・ナチュラルに柔らかい質感に仕上がる
これもphの関係が大きいのですが必要のない結合を切らずにストレートにしていくため必要以上にピンピンになりにくく柔らかく仕上がります。
当店では酸性ストレートとトリートメントをセットで施術しているのでより柔らかく自然なストレートになります!
◆デメリット
・時間がかかる
薬剤がかなり優しいため、1液による髪の軟化(結合をきること)の放置時間が長くなります。
酸性ストレートのお薬を使ってストレート場合、基本的には30分〜45分放置します。
髪質や、クセの強さによって変わってきますが、アルカリ性のものを使うときに比べて長時間です。
さらに酸性ストレートは薬剤で完全にストレートにするのではなくドライヤー、アイロンの熱の力によって癖を伸ばしていくので、アイロン施術も通常のストレートに比べて長くなります。
大体3時間〜4時間ほどかけてストレートにしていきます。
・料金があがる
長時間の施術になる+薬剤も髪への負担が少ない高級な成分が多く含まれているため価格は少し高めに設定しております。
髪の長さによって変わってきますが、16,000円前後〜ご案内させていただいております。
3,『普通の縮毛矯正との違いは?』
まずここで言う普通の縮毛矯正とは、アルカリ性の薬剤の物として説明していきます。
呼び方は様々ですが、酸性ストレートも縮毛矯正の一つです。
大きな違いは、髪の内部の結合を切る1剤のphの違い、酸性かアルカリ性かの違いです。
縮毛矯正の施術は、
髪内部の結合を切り→真っ直ぐに再結合させるというものです。
髪には大きく分けて4つの結合があり、
1水素結合
→水に濡れると切断。乾かすことで再結合される。
2シスチン結合
→1剤の還元剤によって切断され、2剤の参加剤で再結合される。
3イオン結合
→マイナスイオンと、プラスイオンの結合。
髪の健康な状態は、イオン結合がしっかり結合しているphが弱酸性の状態(=等電点)。
髪のphがアルカリ性に傾くと、イオン結合が切断されます。
4ペプチド結合
→アミノ酸の基本的な結合。過度のアルカリ剤、過酸化水素で加水分解されて切断します。
基本的にストレートは、髪の毛の中のシスチン結合という強い結合を切り、真っ直ぐに繋ぎ直すことでクセを伸ばしていきます。
しかし、アルカリ性の薬剤を使うと、phがアルカリ性に傾いてしまうため、
シスチン結合よりも強固なイオン結合まで切断してしまうのです。
これがダメージの原因であったり、髪がビンビンになる原因とされています。
イオン結合がしっかりしている状態=健康な状態であり、これはphが髪の等電点にある状態です。
つまり弱酸性の状態を保っていれば、イオン結合を切ることなくシスチン結合のみを効率的に切断し、ストレートにできるのです。
酸性ストレートはダメージが少ないと言われているのはこのためです。
また、酸性の場合は薬剤での軟化がアルカリと違いかなり弱いです。そのためアイロンの熱処理によってしっかりとストレートにしていきます。
4,『どんな髪質に向いているのか?』
ダメージした髪の毛や、ダメージに耐えられないエイジング毛の方におすすめです!
ブリーチ毛の方やパーマの履歴がある方にも施術できるのが強みですね!
逆にカラーをしていない健康毛の方では酸性だけだと真っ直ぐになりません。
そんな方を酸性ストレートで施術する際は、キューティクルを開かせるためにアルカリ性のストレート剤を混ぜることで施術することは可能です。
その場合のphは最高でも、ph8まで。
なるべく髪にダメージがないように、使う成分も揮発しやすく髪の内部に残りにくいもので施術いたします。
before
after
【まとめ】
話題の酸性ストレートをざっくりまとめてみました!
少しでも不安や、疑問が解消できたら嬉しいです。
お時間、料金は通常のストレートよりかかってしまいますが、かけるだけの価値は絶対にあります!
是非一度、ストレートでお悩みの方はご来店ください!
ご来店お待ちしております。
福岡県春日市春日原北町3−58−1−201
TEL.092−581−0908
店長 園部 巧